ヘアケア剤との適合確認から、試作・防水設計・量産まで対応
ヘアトリートメント、ヘアマスク、ヘアセラムなどのヘアケア剤を、専用デバイスと組み合わせた商品として開発したいブランド様へ。
ヘアケア剤と専用デバイスを組み合わせることで、単品販売とは異なる使用体験をつくり、サロンメニュー、家庭用セット商品、継続購入型の商品など、新しい商品展開につなげることができます。
一方で、超音波ヘアケア機器の開発は、既製品にロゴを入れるだけでは完成しません。
開発前には、以下のような項目を総合的に確認する必要があります。
・ヘアケア剤と機器の適合性
・超音波の周波数と出力条件
・加熱機能の必要性
・密封性と防水構造
・使用後の洗浄方法
・試作から量産への安定性
Qumeiは、日本市場向け美容家電の開発経験をもとに、企画初期の仕様整理から、機能試作、構造設計、信頼性確認、金型開発、量産立ち上げまで一貫してサポートしています。

ヘアケア剤と専用デバイスを組み合わせた、ブランド独自のヘアケア商品を開発します。
超音波ヘアケア機器の開発で重要な4つのポイント
1.ヘアケア剤との適合確認


超音波ヘアケア機器は、すべてのヘアケア剤に同じ条件で使用できるわけではありません。
ヘアケア剤の剤型、粘度、流動性、熱安定性、揮発性成分、材料との相性などによって、適切な構造や使用条件が異なります。
開発前には、主に以下の内容を確認します。
・水性、乳化系、オイル系などの剤型
・粘度と流動性
・熱を加えた場合の安定性
・金属、樹脂、シール材への影響
・プレートや本体への残留状態
・使用後の洗浄方法
・長期間使用した場合の材料変化
成分表だけで最終判断するのではなく、可能な場合は実際のヘアケア剤サンプルを使用し、動作状態、材料への影響、残留、清掃性などを確認します。
なお、機器メーカーがヘアケア剤そのものの美容効果を保証するものではありません。
最終的な効果評価については、ブランド様による処方試験、使用試験、必要に応じた第三者評価が必要です。
2.超音波・加熱条件の設計
Qumeiでは、製品用途や構造に応じて、1MHz、1.2MHzなどの超音波条件を検討できます。
ただし、周波数が高いほど効果が高いとは限りません。
実際の開発では、周波数だけでなく、以下の条件を総合的に確認します。
・超音波の出力状態
・換能部の構造
・髪とプレートの接触状態
・ヘアケア剤の種類
・使用時間
・連続使用時の発熱
・電池と回路への負荷
・製品構造によるエネルギー伝達の違い
加熱機能についても、すべての製品に必要とは限りません。
超音波による浸透性評価データ
超音波ヘアケア機器の開発では、周波数や出力条件を設定するだけでなく、実際の評価方法を用いて、超音波使用時の浸透性や動作傾向を確認することが重要です。
以下は、異なる試験対象を用いて実施した浸透性評価データの一例です。
本データは、特定のヘアコンディショナーや処方そのものの効果を示すものではありません。超音波条件下における浸透傾向を確認するための評価例であり、実際の製品開発では、使用する処方、対象物、試験条件、評価方法に応じて個別に検証する必要があります。

試験対象Aにおける浸透性評価データ例

試験対象Bにおける浸透性評価データ例
試験対象や条件が異なる場合、結果を直接比較することはできません。最終的な判断は、実際の処方と使用条件に基づく個別評価によって行います。
加熱なしが適している場合
・ヘアケア剤の熱変性を避けたい
・家庭用として安全性を重視したい
・構造を簡素化したい
・密封性や防水性を優先したい
・操作方法を分かりやすくしたい
加熱ありが適している場合
・サロン施術で温感を求める
・特定の施術工程に加熱が必要
・液剤と温度の適合確認が可能
・温度管理を含めた安全設計ができる
加熱温度は、機器単体の性能だけで決めるのではなく、ヘアケア剤、接触時間、使用環境、安全性を含めて設定します。
自動接着剤塗布による密封性の安定化

- 液体や水分に触れる可能性がある美容機器では、接合部への接着剤の塗布位置と塗布量が、密封性と量産安定性に影響します。
Qumeiでは、自動接着剤塗布工程を活用し、一定の位置へ安定した量の接着剤を塗布します。
手作業だけに依存せず、塗布位置、塗布量、組立条件を管理することで、量産時の密封ばらつき、液漏れ、接着不良などのリスク低減につなげます。
試作段階では、設定値だけでなく、実際の周波数、波形、発熱、動作安定性を確認します。
3.密封・防水構造
液体や水分に触れる可能性がある美容機器では、量産後に防水対策を追加するのではなく、設計初期から密封構造を検討することが重要です。
Qumeiでは、以下のポイントを確認します。
・本体接合部の構造
・シール材の選定
・接着剤の塗布位置と塗布量
・部品公差
・充電口の保護
・ボタンや可動部の防水構造
・液体が残留しにくい設計
・使用後に清掃しやすい構造
・量産時の組立ばらつき
IPX6、IPX7などの目標防水等級に応じた構造検討が可能です。
ただし、最終的な防水等級は、正式な量産構造サンプルを使用した試験結果によって判断します。
気密試験による密封構造の確認

密封構造サンプルに一定の圧力を加え、圧力差を測定することで、接合部やシール構造の状態を確認します。
Qumeiでは、製品構造や試作段階に応じて、気密試験条件を設定します。
試験条件例:
・試験圧力:6~8kPa
・許容圧力差:400Pa以下
試験条件は製品構造によって調整します。
また、気密試験だけで最終的な防水等級を保証するものではありません。必要に応じて、防水試験、実使用確認、耐久確認などを組み合わせて評価します。
自動接着剤塗布により、接着剤の位置と量を安定させ、量産時の密封ばらつきを低減します。
気密試験では、密封構造サンプルに一定の圧力を加え、圧力差を測定します。
試験条件例:
・試験圧力:6~8kPa
・許容圧力差:400Pa以下
試験条件は製品構造によって調整します。気密試験だけで最終的な防水等級を保証するものではなく、必要に応じて防水試験や実使用確認も行います。
4.試作から量産までの一貫対応
機能試作が正常に動作することと、安定して量産できることは同じではありません。
試作段階では問題が見えなくても、金型、部品公差、組立方法、接着剤塗布、検査方法などが変わることで、量産時に新しい問題が発生する可能性があります。
Qumeiでは、以下の段階を一貫して管理します。
・要求仕様の整理
・参考機種の分析
・機能試作
・外観と構造設計
・回路と電源設計
・密封、防水設計
・金型開発
・T1サンプル確認
・信頼性試験
・パイロット生産
・量産立ち上げ
・量産開始後の品質改善
企画、営業、技術、工程、品質を分離せず、量産時に起こりやすい問題を試作段階から確認します。
実際の開発・検証工程
Qumeiでは、超音波機能が動作するかどうかだけでなく、密封性、防水性、発熱、回路負荷、組立安定性などを確認します。
以下は、実際の開発と量産準備で使用する確認工程の一例です。
自動接着剤塗布
接合部へ一定量の接着剤を安定して塗布し、密封状態のばらつきを減らします。
手作業だけに依存せず、塗布位置、塗布量、組立条件を管理することで、量産時の液漏れや密封不良リスクを低減します。
気密試験
密封構造サンプルに一定の圧力を加え、圧力差を測定することで、接合部やシール構造の状態を確認します。
気密試験は、設計と組立状態を確認するための工程の一つです。
正式な防水等級については、規定条件に基づく防水試験によって判断します。
超音波周波数・波形確認
試作段階では、超音波が発生しているかどうかだけでなく、実際の周波数、波形、発熱、連続使用時の安定性を確認します。
測定結果をもとに、換能部、回路、電源、構造条件を調整します。
防水・密封確認
目標とする使用環境に応じて、接合部、充電口、ボタン、可動部などの防水構造を確認します。
試験後には、製品が正常に動作するか、内部に水分が侵入していないかを確認します。
超音波ヘアケア機器の開発フロ
STEP 1|要求仕様の確認
最初に、使用するヘアケア剤、想定市場、参考機種、希望機能、防水目標、使用時間、目標価格、予定数量などを確認します。
仕様が完全に決まっていない場合でも、使用シーンと参考機種から開発方向を整理できます。
STEP 2|機能試作
超音波、加熱、電源、基本構造など、主要機能を確認するための試作を行います。
この段階で、ヘアケア剤との適合性、操作性、発熱、密封構造、洗浄方法などを確認し、金型へ進む前の技術リスクを整理します。
STEP 3|構造・信頼性確認
機能試作の結果をもとに、量産可能な構造へ設計します。
部品公差、接合部、シール構造、気密性、防水性、耐久性、温度上昇、電池と回路の安全性などを確認します。
STEP 4|量産立ち上げ
正式サンプルの確認後、パイロット生産を行います。
組立工程、接着剤塗布条件、機能検査、外観検査、不良防止策などを確認し、量産を開始します。

どのようなブランドに適していますか
Qumeiの超音波ヘアケア機器ODMは、以下のようなブランド様に適しています。
・すでにヘアトリートメントやヘアマスクを販売している
・ヘアケア剤と専用デバイスのセット商品を開発したい
・サロン向けの新しい施術メニューを企画したい
・家庭用D2C商品の客単価と継続購入を高めたい
・既製品へのロゴ変更ではなく、独自仕様を開発したい
・試作から防水、量産まで一社で管理したい
・現在の製品を新しいデバイス商品へ展開したい
一方、以下の場合は事前に条件確認が必要です。
・ヘアケア剤の情報やサンプルを提供できない
・検証を行わず、すぐに量産したい
・既製品へのロゴ変更だけを希望している
・美容効果を機器メーカーだけで保証してほしい
Qumeiについて
Qumeiは、日本市場を中心に、ヘアスタイリング機器、ヘアケア機器、美容家電のODM開発を行っています。
私たちが重視しているのは、見た目だけの試作品ではなく、実際に安定して量産し、長期間販売できる製品へ仕上げることです。
営業、技術、工程、品質が連携し、企画初期から量産時のリスクを確認します。
主な対応範囲:
・要求仕様の整理
・工業デザイン
・構造設計
・回路設計
・機能試作
・金型開発
・信頼性試験
・量産管理
・品質改善

超音波ヘアケア機器の開発について相談する
ヘアケア剤と専用デバイスを組み合わせた商品をご検討中ですか。
以下の情報をお送りいただければ、初期段階で開発方向と確認すべきリスクをご案内します。
・ヘアケア剤の種類またはサンプル
・サロン向け/家庭向け
・参考機種
・希望機能
・加熱機能の有無
・防水目標
・予定数量
・目標価格
企画初期で仕様が完全に決まっていない段階でも、ご相談いただけます。